週に最低1本映画を観るブログ

毎週最低1本映画を鑑賞してその感想を5点満点で書くブログ。★5つ=一生忘れないレベルの傑作 ★4つ=自信を持って他人に勧められる良作 ★3つ=楽しい時間を過ごせてよかった、という娯楽 ★2つ=他人に勧める気にはならない ★1つ=何が何だかわからない という感じ。観賞に影響を及ぼすような「ネタバレ(オチなど)」は極力避け、必要な場合は「以下ネタバレあり」の記載を入れます。

『ロボコップ(1988)』★★★☆☆

 

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 2015年にもリメイクされているが、今回観たのは1988年公開のオリジナル版。ストーリーは至ってシンプルで、犯罪都市デトロイトを支配するオムニ社によってロボコップに改造された主人公が、街に蔓延る犯罪者を捕らえながら、復讐も成し遂げる、という物語。

 タイトルロゴの出方からして『カン・フューリー』を思い出して笑ってしまう80年代テンプレ感はあるけれど、娯楽作品としてはよく出来た内容。過剰なまでの血糊と人体破壊があちこちに見られたが、幸いこの時代の技術の限界もあってか、観ていて辛くなるようなレベルではなかった。登場するロボットもストップモーションアニメでかわいいし。

 ロボコップ自体もなんだかかわいい。無骨なロボット特有の不器用さか。悪役のキャラクターも、チープな割には魅力的だった。眼鏡をかけているというのはハリウッド映画には珍しい役作りだと思う。

 元ネタは『フランケンシュタインの怪物』なのかな。応用のさせ方は上手いと思う。プロットはあちこち粗や突っ込みどころもあった……というか満載だったが、104分という比較的短い上映時間は十分楽しめたからOKかな。